2010/08/03

だらけてます

気づいたら8月。意識しないと今がいったいどの季節なのか忘れそうなほど涼しいのです。いや、小寒い。

前述にあるよう、最近、消化器系の何かの調子がいまいちである。症状はご飯を食べるとみぞおちの左側が背中にかけて鈍痛が出る。前はいっぱい食べると痛くなるくらいだったので、放っておいたら、最近はいっぱい食べなくても痛みが出るようになってきたので、医者に行ってみた。血液検査などでは異常がないので、胃酸の出過ぎだろうと、その類いの薬を処方される。その薬は軽い副作用があり、以来、お腹がいろいろ落ち着かない。別に良くなっている雰囲気も感じられず、食べる量を少し減らしたり。この症状は前にも出たことがあり、実は心当たりがある。それは、体重増。この1年半くらいでじわじわ太っちゃった。もしかすると太っちゃって脂肪が内蔵を圧迫したりすることってあるのかななど密かに思っている。目方が減ると自然とこの症状がでなくなった経験あり。そういうことってあるのかなぁ。そもそも消化器官が良くなくて太るってことはあまり聞かないので、内蔵には問題ないと踏んでいる。ということで、摂生しないとなと思っているこの頃。でも、8月ってなんだか夏休みモード(周りに影響されやすい)でどうも…など気合い無し。

さて、写真はある日のランチ。黄色のズッキーニの簡単酢漬けとアボカドとバジルペースト(レモン、塩、オリーブオイル入り)の冷たいパスタ。基本的に瓜系に心躍る方ではないのだけれど、ズッキーニは野菜ボックスに毎週のように入ってくるので消化せねばならぬ夏野菜。緑より黄色の方があっさりしているので好みである。このメニューではピーラーで薄く剥いて、湯通ししてから(水切りをしっかりしないとぺったりする)白ワインビネガーと塩、お砂糖少々と和えた。食感が良い。

話変わって、当家の猫、どんどん成長中。猫って結構賢いんだなとちょっと感心。いろいろと悪さもし始めたり、いろいろなことにチャレンジ開始(基本的にいろいろなところによじ登り始めた)。先日、ワスプwaspという蜂みたいな虫にじゃれて、ほっぺを刺されてしまった。写真はその数時間後、ぷっくり腫れた(写真で左側)。我々を慌てさせてくれたが、数時間で腫れも治まり、ほっと一安心。今後もいろいろとやってくれそうである。

2010/07/23

さぼっていた理由いくつか

ワールドカップも終わったのにいったいどうしているのかというと、「これ」が我が家にやってきまして。遊んであげたりしなくちゃならないのでさぼってました。ポルトガル人の同僚が国に帰るのに、飼ってい猫に子猫が生まれてしまって困っていると聞き、見にいったのが最後、この白黒柄が気に入ってしまい引き取ってしまった次第。

さて、猫を使ったことわざや言葉があるけれど、実際、猫に接して「へー本当だな」と思うことありなかなか面白い。うちに来た初日は、もの陰に潜んでほとんど顔を見せなかった様子を見つつ、これが、「借りてきた猫」の元になっている状態だなと。今ではもう物干(写真)によじ上ったり、ボールを追いかけて部屋中かけまわったりともう立派にやんちゃしてます。夫は、「猫はひっかくから」と渋々だったのに、「猫はひっかくのも仕事だし、多少は仕方がないよ」と甘やかしよう。それに仕事の昼休みにもわざわざ家に帰ってきて様子をみているようだし。それこそ「猫かわいがり」。

それと、子猫だけではなく、このところ軽い食事制限をしているのも更新をさぼった理由の一つ。このところ、食べ物の消化具合があんまり良くないので、脂っこいもの、スパイシーなもの、アルコールは控えているのであります。この3つ、実はアルコールよりもスパイシーが食べられない方がこたえると分り、もしかすると、ちょっと暑かったりしたのでスパイシーしていたから胃が疲れていたのかななど考え中。

ところで日本は猛暑なそうで。だいたい日本からのメールには「今日も暑い」と始まるものが多いです。こちらは、相変わらず、季節感なく20度前後をちょろちょろしている気温。日本の猛暑が想像出来ないなぁ、きっと日本の人もイギリスのこんなメリハリのない夏を想像出来ないだろうな。

次からは食べ物の話題に戻りたい。

2010/06/25

このところ

ワールドカップと仕事にいそがしくっていろいろさぼってます。いかんね。仕事から帰ってくると毎日サッカーやってるからついつい観てます。日本のみなさんはきっと寝不足なんだろうなぁと思いながらね。

2010/06/17

ホットケーキの途中経過

表面の焼き具合が気に入らないので、まだ完成品とは呼べないなぁ。味はほぼ確定したんだけど。やはりテフロンとかのノンスティックでいかないときれいに焼けないのかなぁとあきらめ気味のこの頃。

さて、先週から始まったワールドカップ。やっぱり結構観てしまう。私の会社では、観たい試合に合わせてフレックスタイム制を使えたり、有給を使っても良いことになっている。私も、これを使って、月曜日の日本戦を観た。あまりの前評判の悪さから勝つとは思っていなかったので驚いた。試合自体はかなりかったるかった印象だが、勝ちは勝ち。アメリカには楽勝とか言いながら、初戦引き分けで出鼻を挫かれた感じのイングランドから見れば、試合がどんな内容だろうと「勝つことが大事」なのだそう。週末の日本の第二戦は、今日の韓国みたいにこてんぱんにやられちゃうのだろうか…。南アフリカと時差が1時間しかないので試合を観やすい環境なのだが、日本からだと遅い時間の開始だと見辛いだろうなと。しばらくは寝不足の人が多いのだろうな。

2010/06/10

春キャベツ

6月も半ばに迫ってきてもあまり暑くないので、気分はまだ思いっきり春の感覚。

野菜ボックスに春キャベツがはいっていた。やわらかくて美味しいヤツ。これを炒め物に。キャベツは炒めると甘味がでてよい。写真の炒め物は数日前に作って美味しかったので、これはアップしたいなと再び作ってみた。一緒に炒められているのはネギとキノコである。味付けは塩で、レモンゼストとレモンジュースも使っているからとても香り高くてさっぱりした風味。

炒め物はただ炒めりゃいいと考えてはいけないと信じている。具材を入れる順や和え方も大事なんじゃないかと。(具材の切り方、サイズも重要だ…全部大事になってしまうなぁ)この炒め物では、ネギが先、熱いフライパンに油を敷いて、ネギを入れ、しばらくはそのままにして焦げ目を軽くつける。その後にキャベツの芯、キノコ、キャベツの柔らかい部分と入れ、レモンゼスト、塩で味をつける。私は少し水を流し入れ、蒸し煮加減にして、その汁が全体に絡まるようになるのが好みである。火を止めてレモンジュースを加える。ジュースは日を加えるとフレッシュ感がなくなるので、このパターンを良く使う。さっぱりして、デリケートな野菜炒めなので、胡椒は白で。

キノコはチェスナットマッシュルームchestnut mushroomsを使っているが、日本でこれを作るのであれば、しめじでいきたい。

2010/06/08

幸先良し

納豆第一号の発酵が完了した。発酵後、冷蔵庫で二日ほど寝かすとよいと聞いたが、ただちに味見してみた。美味くて少しだけ感動した。まだまだ改良の余地はあるが、すでに冷凍で市販されている納豆よりはるかに美味くてうなってしまった。いつか完成品をアップしたい。ホットケーキもね。

2010/06/07

納豆作り

納豆作りを始めるにあたって、懸案事項となっていたことがある。それは、大豆を蒸すという行程で、普通に蒸すととんでもなく時間がかかり、ガスを使いすぎる点であった。これを解決するには圧力鍋が有効なのだが、私がかつて使っていた鍋はいい加減なもので、圧のかかりが悪く、全く圧力鍋の役目を果たさない。そんな事情もあり、しばらく保留になっていた納豆作りであったが、前出の賞与ゲットで事情が変わった。賞与の使い道を考えた際、始めは、普段あまり買わない靴とか衣類にしようか、贅沢な食事に行こうか、など思いを馳せたのだけれど、やはり納豆作りの夢を追求ため、鍋購入で落ち着いた。結構良い値段だったので、夫へも何かプレゼントしようと思っていたのだが、その配分はかなり少なめになった。しかも、鍋のメイン用途が納豆作りのための大豆蒸しなので夫微妙な心情。

これから、しばらくは納豆作り研究だなぁ。

ちなみにホットケーキ研究も相変わらず、進行中であるのだが、「焼き」の段階でかなり足踏み状態。均等な円と厚みを作ることに燃えているのだが、これがとても難しい。

2010/06/05

ふてくされていました

月末にかけて、ちょっとばかり面白くないことが重なって、五月の最終週末などはふてくされていた。ふてくされ中の間、いいかげんなものばかり食べていたら吹き出物が出た。しばらくするとふてくされてても仕方がないなと思い始め、気持ちを切り替えたら、ちょこちょこっと元気になることがあった。

5月の仕事の成績が良かったとかで、ささやかな賞与をもらう。また、久々に会った友達が、将来は何か食に関わるビジネスを始めたいと語り始め、その際は、是非とも力になってと誘われる。実現するしないはともかく「食べ物と言えば、みっちゃん」と思ってもらえていることがとても嬉しくてそれだけで元気になった。

2010/05/24

夏日

金曜日から週末にかけて、マンチェスター(イギリス全体的だったけど)は、急に暑くなった。あまり、暑くならない国なので、25度ぐらいまで気温が上がると聞くと「緊張する」。さらに晴れると聞くと何をするべきか!と「慌てる」。

そんなこともあり、土曜日は、何かしなくてはという気持ちがはやり、ドライブに出かけた。Peak DistrictにあるDavid Mellor Country Shopでお昼を食べ、キッチン用具を物色する。ちょうどカトラリーなどを作っている工房のガイドツアーの時間と合い、それにも参加。日差しの中活動したせいか、夜は早い時間に眠くなる。

翌日日曜もよく晴れた。気温はさらに上がった。前日張り切り過ぎたので、掃除をしたり、ホットケーキの完成に向けて試作を続けたり家で静かに過ごす。それと扇風機を出した。

太陽の光が燦々と降り注いでいたので、ここぞとばかりに野菜を干してみた。一日で半生の干し野菜が出来る。先の写真は干し始め。ズッキーニ(ちなみにイギリスではコージェットcourgetteと呼ぶ)とトマトである。干し上がったズッキーニは単品でゴマ和えに、他、干しトマトと一緒にガーリックたっぷりのスパゲッティとなった。干し野菜は歯触りが良くて好きだ。「干し野菜は、味がぎゅっとつまっているね!」と夫は少し気取った表現を使っていた。

明日以降は、また気温が下がるという。去年も4月とか5月に暑い日が何日かあって、今年は暑くなるのかなーと期待したが、それ以降暑くならず、雨ばかり降っていた。今年も、暑くなると見せかけておいて、残念でしたとなるのかな。

こう気温の変化が激しいと体調を崩しやすいので気をつけたい。

2010/05/19

最近の方向性

ちょっと思うことあって過去のブログを振り返ってみた。この4年半の間に私の食に対する姿勢は大きく変わったことが手に取るように、いや、恥ずかしいほど露骨に分って一人赤面。そして、それらについてちょっと書いてみたいなぁと思うが、それが意外に難しくてまとまらないとも分る。

その変わってきたことの一つに、面白いもの、簡単なもの、冒険、とかよりも、食材や調理法の相性や手間の加え方や料理の基本に視点を置くようになってきた点がある。

最近、殊に自分に問うのは、珍しいレシピを考えることよりも、私は基本の料理をちゃんとつくることが出来るのかということ。新しいブログに移ってから、料理の写真が少ないのはそのため。地味で滋味なメニューをちゃんと作るということを勉強中なのである。「基本」は、やはりきちんと通らねばならぬ道なのかなと思う。

2010/05/16

最近の夢

このところずっと朝ご飯においしい納豆を食べたいと思い続けている。

朝起きて、ごはんと納豆、のりなんかもつけちゃったりした朝ご飯を食べて仕事に行くと、いつもより頑張りがきくというか、納豆だけにいろいろと粘れるんじゃないかなぁと。

チーズのほかにあまり発酵食品を食べないので、生活に納豆が加わったら、やっぱり生き生きしてくるんなないかなとか、夢がひろがるわけで。

納豆は手に入るんだけれど、冷凍で売られていて、メーカーなど選べるほど種類もない。東南アジアで食べられている大豆の発酵食品テンペの方が手に入り易かったりするのだが、私はこのテンペがあまり得意ではない。やっぱり納豆が希望。

それでどうしたかというと、本日、とあるものを購入。自分で納豆を作ってみる事にした。乞うご期待。

2010/05/11

アスパラガス

週末、本年初アスパラガス頂く。まずは、ただ茹でて、マヨネーズを少しつけてシンプルに食べる。アスパラガスが出始めるとなんか嬉しい。

2010/05/10

完成型まであと少し

少し前にホットケーキが出てくる日本の小説を読んでから、週末はホットケーキを練習している。その小説には、「完璧なホットケーキ」が出てくる。日本にいるときホットケーキはホットケーキミックスで簡単に作られたし、ホットプレートとか便利なものがあって、適当に焼いてもそれなりのものが出来たと記憶している。結論からいうとホットケーキは意外と難しい。様々なレシピを参考にしたり、焼き方の分数を変えたり、いろいろとお試し中なのだ。ノンスティックとかテフロン加工とかのフライパンを持っていないのもホットケーキ焼きを難しくさせている要因である。だか、先週末焼いたホットケーキはやや見られるそして食べられる内容。まだ、食感が満足行かないが、来週あたり、完成することが出来るかな。

写真を撮っている間にホットケーキの上に乗っていたバターが溶けて滑り落ちてしまっている。ちょっといまいちな写真だけれど気にせず載せる事にした。

2010/05/06

覚え書き - ジュラセラムアーティチョーク

時間的に急いでいたもので写真はないのだが、英語読みジュラセラムアーティチョークJerusalem arichoke(日本だったらエルサレムって呼ぶね)を頂く。毎週届く野菜ボックスに入っていたのだ。シーズンは冬なので、今の時期に?と思う。

土臭い野菜である。この類いの味を英語ではearthyなんて表現したりする。なかなか良い響きで土臭くなさそうだ。ともあれ、私はこの野菜をごぼうとじゃがいもの間ぐらいのものと位置づけしている。それこそ土臭い風味が強いのでしっかり火を通す方法を取るのが私としては好きで、今回はきんぴら風(他、揚げ物、ロースト、スープなどにもなる)に人参と一緒に炒め煮にした。切り方は千切り(針)。普段のきんぴらよりも調理時間は長め、汁多めにして、これを炊きたてのごはんに乗せて食べる(ごはんがポイント)。この野菜はサクサクとシャキシャキが混ざったような食感があるので柔らかいごはんと混じり何とも楽しい食感で食が進んだ。きんぴら風をそのまま食べるよりきっとおいしい。

きんぴらの味付けには、みりん、塩、醤油、はちみつ、唐辛子を使う。

2010/05/04

今年の出窓菜園

日本はゴールデンウィーク。こちらも先週末は3連休だった。どこへ行っても混んでいるであろうということで、特に出かける予定は立てなかった。

一日目は、特に何もせず、二日目は、家の片付けをした後に友達宅へ出向き、美味しい肉まんを頂く。三日目は、「出窓菜園」の苗を植え替えたり、二十日大根のタネを蒔いたりした。出窓菜園は毎年いろいろとやっているのだけれど、出窓だけにあまり収穫期待が出来ない。かつて強引にトマトを育てて、出窓がジャングルみたいになったり、ある年はアブラ虫が大量に発生して困ったりと。今年は手のかからない確実なもので行こうと思っていたのに夫がミニ人参の苗を買ってきた。苗を買ってきても、それはしばらく放置されていて、結局、植え替えてあげるのは私。植え替え完了すると、夫が嬉しそうに水やりを始めた。「チッ」と思う。ペットを飼って餌やりや排泄物の世話などはすべてお母さんまかせで、楽しい散歩や愛撫ばかり張り切ってやる子どももしくはお父さんの関係に似ていると思った。

2010/04/29

ピーターラビット

消耗品の新商品を見つけては、それをレポートにしてデータベースにアップロードするという仕事を私はしている。お昼少し前ごろ、隣の席のマリアはピーターラビットがパッケージに使われている子供用のジュースのレポートを書いていた。しばらくして、横からポリポリと何かをかじる音が聞こえてきたので見たら、マリアが生の人参を食べていた。「ピーターラビットに触発されて」と。私だったら、サラダぐらいまでは食べたいなと思うかもしれないが、ピーターラビットを見て、生の人参そのままとは行かないなと思った。「食べる?」と人参を差し出されたが、「いや、遠慮しとく」と断る。

日本で仕事中に人参を食べている人には出会ったはなかったが、こちらに来てからは、しばしば。大変ワイルドで健康的である。

写真は、人参スティック(黄色人参と普通の人参の二色)とカリフラワーのピクルス。生でポリポリよりこっちの方が私は好きだな。ちなみにピクルス液(サイダービネガーcider vinegarベース)が黒っぽいのは三温糖のようなライトブラウンシュガーlight brown sugarを使っているため。

2010/04/27

湖水地方とお買い物リスト

先週の土曜日はよく晴れた。湖水地方に久々にでかける。本年初である。今年は春の訪れが少し遅く、ここ最近になってやっと春めいてきた。湖水地方はまだ冬のなごりがあり、春の草木を楽しむにはほんの少し早い感じだったが、その日は気温が上がり大変良い陽気。

湖水地方北側から入り、グラスミアGrasmereで有名なジンジャーブレッド(アイリッシュファッジIrish fadgeもどさくさに紛れて買った)を購入してから、その辺りを3時間ほどハイキング。


芽吹き始め、また羊の出産シーズンであちこちで子羊をみかけることができて空気に躍動感がある。ここ最近、忙しかったから、自然にふれて一息ついた気持ち。

田舎育ちなせいか、この時期だと「山菜」が出始めているじゃないかと、ハイキングを楽しみつつも足ものが気になってしょうがない。途中、こごみによく似た(いやたぶんこごみだ)山菜を発見。そして、わらびがひょろひょろ顔をだしている場所を見つけたときは、通り過ぎる事が出来ず、少しだけ摘んできてしまった。懐かしい香り。(わらびは灰または重曹と一緒にゆがいて灰汁抜きしてから食べるとよいとのこと。夫はビビって食べなかったけれど、私は味噌汁にして食べる。大変美味しゅうございました。もっと摘んでくればよかったなぁ。注ー山菜は灰汁が強いので食べ過ぎると良くないらしい。)


ハイキングを終え、帰り道、湖水地方の帰りには立ち寄っているファームショップでチーズなどを買い物。夕食とその後の一杯には、その購入品が並ぶ。久々に充実した休日であった。

買い物メモ@Low Sizergh Barn Farm Shop
チーズ4種: Stumpie (fresh goat cheese), Organic Kendal Crumbly with Red Onion, Organic Kendal Creamy Made from Low Sizergh Milk, Mrs Kirkham's Lancashire
他:Quince Jelly, Auvergine & Chili Pickle, Sarah M Autumn Chutney with Plum Tomato and Apple, Pork Steak, Kendal Mint Cakes (White and Brown)

ちなみに夕食には買ってきたポークステーキをクインス(日本でいうカリン)のゼリーQuince Jellyと一緒に食べた。正解。

2010/04/22

ごぼう



先週末のことだが、久々に出向いたオーガニックグロッサリーの店でごぼう類2種見つける。ごぼうは秋から冬が旬だと思っていたので、この時期に?と足を止める。写真では同じように見える3本。実は2種類のごぼうだ。太いものがburdock rootと呼ばれる、いわゆるごぼうで、細い方はsalsifyで、日本では西洋ごぼうなどと呼ばれているらしい。イギリスでは、「私、ごぼうが好きなのー」と聞く事はまずない。イタリアやフランスで食用される事から近頃見かけるようになってきた。でも、売れているのだろうがと疑問に思う。

太いburdock rootをささがきにして軽く湯がき、ゴママヨネーズでバスタと一緒に和えた。この味付けにしたのは、「ごぼう慣れ」していない夫のため。残念ながら、日本のごぼうを知っている私としては、良いごぼうと言える質ではなく、ごぼう自体の味はしなかった。でも、久々にシャキシャキとした食感は楽しめた。

Salsifyについては後日。

2010/04/21

アイスランドの乱


先週の木曜日から飛行機が空から消えた。

ご存知の通り、アイスランドでの火山の噴火による灰がジェットエンジンの故障を招くとの事で、昨日までイギリス国内はほぼ全航空路線の運行がキャンセルになった。その間、3人の同僚のイタリア、ポーランド出張が中止になり、友人の結婚式に参加予定だった前出の同僚N(フランス人)は、フランスにたどり着けなかった。空輸に頼っている食品が、スーパーの棚から消えたり、仕事用に購読している日本の新聞が届かない。

私は飛行機を使う休暇も入れていなければ、空輸に頼っている食品もほとんど購入していないので、かなり他人事で、「空がきれい」でいいなぁなど眺めたりしていた。

しかし、我々は飛行機という乗り物に直接、間接に関わらず、かなり依存しているのだなと痛感した。飛行機がなかったら、どうやって日本に帰ろうかと考えたら、気が遠くなった。逆に、飛行機がなかったらここまで来なかっただろうなとも思った。

2010/04/20

新しいオリーブオイル

昨日から使い始めたオリーブオイル。昨年暮れにエジンバラにあるイタリアングロッサリーValvona & Crollaで買ったもの。特売だった。すでに美味しく食べられる期限が迫っているから安かったのだろうけど、それからさらに時間が経ってしまった。best before 010610と手書きで書かれている。6月1日前に使い切るのが良いらしい。

別件:コメントいただいているのですが、何かの不都合(エラー表示がでる)で表示されません。あー、新しいブログなのに…。

2010/04/18

料理する私

先週末、出張だった。ロンドンへは同僚Nと二人で出かけた。寝る時間以外、ずっと同僚と行動を共にしたので、いろいろと話が出来た。そのなかで、日頃、仕事以外で時間をどう使っているかという話になった。普段は、仕事が終わって帰宅して、それから料理を作り、夕飯をとり、それを片付けてということを話したら、Nは、「料理は好きだけれど、時間がなくてね」と言った。料理する私については、「食べてくれる人がいるから、作ろうって言う気持ちにもなるしね」とも。私は、例え独り者だとしても、このスタイルは変わらず、帰宅して、料理を作って、食べて、片付けるだろう。もしかすると、自由な時間がもっとあるともっと長い時間台所に居続けるかもしれない。私は、私のためにごはんを作っている。そんなことを少し考えた。

2010/04/16

包丁研ぎます

実は今年に入ってからずっと忙しかった。特に「気持ち」がずっと落ち着かなかった。2010年分のエネルギーを既にもう半分以上消耗してしまったぐらい忙しかったと私は思っている。そんな忙しさも先週末のロンドン出張を最後に一息ついた。週末仕事だったので、火曜日と金曜日が代休になった。さすがに火曜日の休みではまだ疲れが抜けず、水曜日あたりはクタッとしていたが、じわじわと体力気力を取り戻し、金曜日の休みには、いろいろとやりたいと思っていた事を実行した。

その一つが、包丁研ぎ。できることなら、ちゃんとした金物屋さんにきちんと研いでもらいたいのだが、そうもいかないので、包丁は自分で研いでいる。去年の後半からずっと気持ちが忙しかったせいか、最後に包丁を研いだのがいつだったか思い出せない。本来なら月1回は研いであげたいのだが。



普段使いの7本をしっかり水分を浸透させておいた大降りの砥石でせっせとそして丁寧に研ぐ。よく切れるようになってくれよという思いをこめて。

1時間以上かかったが、どの包丁もスパンスパンと見事な切れっぷりを取り戻した。よかったよかった。なんだか気分も一緒に一新してもらった感じ。


包丁がよく切れるものだから、いろいろと切りたくなり、その後のお昼は刻み野菜で和えた麺になった。味付けは醤油、ナンプラー、メイプルシロップ、オイル、ライムなど。具はトマトと赤玉ねぎ。コリアンダーがなかったから、チャイブになった。コリアンダーの方がやはりよかったな。

あ、もしお近くの方で包丁研いでもらいたいなって方、いらっしゃいましたら、素人芸ですが研ぎますよ。(笑)

2010/04/08

はじめに

このページをいま読んでくださっている方は、ほぼ、delicious space+から訪ねてきていただいていると思います。みなさんしばらくご無沙汰しました。私は元気です。

このたび、前出のブログを中止して、新しくThe Foodを立ち上げることにしました。こちらでは、料理ブログというよりも食全般に話題を広げて、私が進めやすい形を取る方針でいます。Deliciousでは、料理を作って写真を撮って(しかもかなり真剣な写真)、簡単なレシピも載せてと言う内容でしたので、公私ともに忙しくなると要領の悪い私としては、少し手に余る存在になってきました。しかし、私のライフテーマはやはり「食」にあるので、そのことを書き留める場所はやはりあってほしいブログは続けることにしました。そんな経験、思いもあり、The Foodでは、サブタイトルにもあるように「覚え書き」というスタイルで、気軽に食べたもの、思ったこと、出かけたこと、過去の思い出など書いていきたいと思います。以前とは違い、写真のない日や文章が一行だけの日もあるかもしれません。かなり、自分勝手な内容になりそうな予想ですので、もし、お付き合いいただけるのでしたら、その旨ご理解いただきたいと。

そして、このブログではニックネームを「みっちゃん」から「M」にします。私のニックネームは生まれてこの方ずっと「みっちゃん」なのですが、新しくコメントを寄せていただいたりする際に、「みっちゃんさん」など呼んでいただき恐縮だという点、「さん」はなしでいいのよ、など訂正する点などを割愛したく変更することにしました。これまで、お付き合いいただいている方々、友人のみなさん、ほかどなたにも、今後も、みっちゃんと呼んでいただくことにはなんら問題ありません。むしろ、嬉しいです。

コメント欄もこれまで通り開けておきますので、気軽にコメントお寄せください。リンクなどはじわじわと貼っていきたいと思います。